漢方解説シリーズ:138-桔梗湯(ききょうとう)

漢方解説
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名前の由来

主薬である桔梗から名付けられています

構成生薬

  • 桔梗(キキョウ)
  • 甘草(カンゾウ)

甘い

方剤解説

桔梗と甘草の2種類の生薬から構成された方剤です。

一般的に構成生薬数が少ないほど方剤としての効果の切れ味がよいと言われています。

桔梗は紫の花で有名なキキョウの根を乾燥した生薬で、止咳・去痰・排膿といった作用があります。このような作用があるためのどの症状がある場合には有効な生薬です。

甘草は多くの方剤に入ってる生薬で方剤の調和をとる目的で配合されていることが多いですが桔梗湯での甘草は消炎・鎮痛を目的として配合されています。

桔梗+甘草の働きで咽頭部の痛み・腫れを改善することができます。

桔梗湯適している人は?

2種類のシンプルな方剤の為、のどが腫れて痛み人には体力の有無に関わらず服用出来ます。

効果的な服用方法

桔梗湯はそのまま服用しても効果がありますがその効果を120%発揮させるために次の方法で飲む事をオススメします。

パターン①
エキス剤をお湯に溶かしたものor煎じ湯でうがいをして、そのまま飲み込む。
パターン②
エキス剤を口の中で唾液で溶かし、のどにはりつかせるような感じで飲みこむ。
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