漢方解説シリーズ:72-甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

漢方解説
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名前の由来

構成生薬である甘草、小麦、大棗の名称をとって命名されています。

構成生薬

甘草、小麦(ショウバク)、大棗

とても甘く小児でも飲みやすい

方剤解説

構成生薬すべてが甘みのあるもので、急性の緊張した状態を緩和してくれます。

副作用

甘草が多く含まれるので偽アルドステロン症に注意が必要です。

甘麦大棗湯が適している人は?

感情の起伏が激しい方。ヒステリー。

不眠・不安感などがある方。

小児の夜泣き、癇癪、ひきつけ(熱性けいれんやてんかんを除く)など。

また欠神(あくび)は本剤の使用目的の指標になります。